北海道東トレイルについて

OUTLINE

北海道東トレイルとは

北海道東トレイルは、日本の国立公園を世界水準の“ナショナルパーク”としてブランド化を図ることを目標にした「阿寒摩周国立公園満喫プロジェクト」の取組みの一つで、長期滞在しながらゆっくりと国立公園の自然を満喫するためにトレイルを充実させ、より広域に歩く旅を楽しめるトレイルネットワーク構想の柱となる1本の長く歩く道「3つの国立公園とまちをつなぐ長く歩く旅の道」として、環境省が策定しました。

環境省をはじめ、14市町村に及ぶ関係自治体、民間団体、地域住民の協働により、2024年(令和6年)10月、釧路市から羅臼町までのひがし北海道を南北に縦断する全長約410kmのロングトレイルとして開通を予定しております。

北海道東トレイルとは、ひがし北海道の知床、阿寒摩周、釧路湿原の3つの国立公園と地域を結ぶ、長く一本に繋がった歩く旅の道です。世界自然遺産知床の「海」、斜里岳の裾野に広がる広大な「畑作地帯」、日本最大の「カルデラ」、釧路川流域の山肌に広がる「酪農地帯」、日本最大の「湿原」、ひがし北海道の大地が生み出した壮大な景観があります。自然と共にある人々の暮らし、積み重ねられた歴史・文化は、厳しくも豊かな自然の恵みと重なり合いながらいまに繋がっています。また、歩く中で生まれる人と人との温かな交流もこの道の大きな魅力の一つです。

歩く速さだからこそ感じられる喜びや、新しい気づきがきっとここにあります。 ぜひ、ひがし北海道の歩く旅へお越しください。

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3つの国立公園をつなぐ

ひがし北海道の雄大な自然が残る、知床、阿寒摩周、釧路湿原の3つの国立公園を繋いで歩くことができます。
流氷がつなぐ豊かな生態系、火山が生んだ山々と海岸断崖が織りなす雄大な景観が広がる知床国立公園、日本最大のカルデラ地形、火山・森・湖が織りなす広大な景観が広がる阿寒摩周国立公園、日本最大の湿原と壮大な蛇行河川、それを育む森が特徴の釧路湿原。3つの国立公園をつないで歩くことで、ひがし北海道の特異な自然環境、広大な大地を体感することができます。

3つの国立公園をつなぐ

エリアと特徴

1本に繋がった長く歩く道、ロングトレイルは、地域を超え、ひと続きに国土を見て、歴史や風土を体験し、地域と交流をしながら、内外の人々が互いの理解を深めていく、長く歩く旅、ロングハイキングの舞台です。北海道東トレイルでは、どこまでも続く広大な湿原、酪農地帯や畑作地帯、国内有数のカルデラ湖、地球の鼓動を感じる火山、多くの特徴的な山々や豊かな海など、多様な景観を楽しめます。縄文時代から北海道開拓へと続く人々の暮らしや歴史、文化があり、そこに住まう動物や人々の営みとの出会いがあります。

エリアと特徴