北海道東トレイル憲章

TRAIL CHARTER

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  • 「環境省、トレイルルートが通る14市町村、地方公共団体、協力施設を運営する9つの民間団体、そして地域住民・団体等と想いや理念を共有し、北海道東トレイルを未来に繋いでいくための運営体制を構築しています。

    北海道東トレイル憲章

    2024 年 10 月、「北海道東トレイル」が誕生しました。

    本州とは生物相も大きく異なる北海道には、雄大で貴重な自然がいまもなお多く存在します。なかでも「道東」は、釧路湿原、阿寒摩周、知床、3つの個性的な国立公園を備える特別なエリアです。

    北海道東トレイルは、全長約 410km。美しくも厳しい山、川、海、湖、森林や湿原を越え、道東ならではの動植物たちに出会い、脈々と続く人の営みである広大な酪農・畑作地帯を眺めながら歩くロングトレイルです。

    この道は、行政機関、地域住民・事業者、そしてこの道を歩くハイカーなど、それぞれの責任と協働があって未来へ繋いでいくことが可能になります。多様で広域な連携に必要な理念を、このトレイルに関わるすべての人々と共有するために、ここに6つの憲章を定めます。

    北海道東トレイル憲章
    • 1.この道は、道東の多彩で多様な風景と風土を楽しむ道。
    • 2.この道は、人と自然のあるべき関係を考える学びの道。
    • 3.この道は、この土地の自然・歴史・文化を敬い尊ぶ道。
    • 4.この道は、たぐいまれな道東の豊かさを未来へ繋ぐ道。
    • 5.この道は、地域の人々とハイカーがこころを重ねる道。
    • 6.この道は、ここに関わるすべての仲間が共に育てる道。

    ロングトレイルは人間の営みの原点である「歩く」行為を通し、さまざまな「原点」に立ち返る旅路です。それは、自然=[環境の原点]、風土=[歴史の原点]、そして私=[人間の原点]を訪ね探す旅でもありす。風の人と土の人が織りなす旅の舞台、「北海道東トレイル」が、人と自然の幸福な未来を指し示す、希望の道しるべになることを心より願います。